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ラドンない天然ラドン温泉だよ!ラジウムや所謂Rnあると宣伝温泉

天然温泉までにも私たち騙されている?


ラドンが温泉に含有されている泉質は、法的には「放射能泉」という。

地中においてラジウムから壊変しラドンとなって温泉に含まれたり、

大気中に放出され私たちの呼吸として吸っている空気中にも大量に含まれている。

このラドンとはウランから発生するRn222(本来のラドン)とトリウムから発生するRn220(トロン)がある。

地中深くから生まれるラドン、寿命はたったの3日。トロンは55秒。


ウランという元素から、何万年もかかってラジウムに変わり、ラジウムは1600年もラドンを出し続ける。

さらに「ラドン」から壊変する元素を娘核種・娘元素と呼ぶが、代表的な元素としてポロニウム・鉛等がある。

放射能泉とはこれら放射性元素「ラドン」のみでなくラドンの同元素トロンなど全ての娘核種を含む温泉である。

総称して「ラジウム温泉」と称したりもする。

全ての放射性娘核種を含むから放射線もアルファ線ベーター線ガンマー線すべてふくむのである。

それと比べラドン温泉はラドンのみだからアルファー線のみ。

放射能という名称が困るから、わざと「天然ラドン温泉」などと勝手に泉質改名する業者もある。

またトロン泉なのにRn222と表示している業者もある。

※この「天然ラドン温泉」を表示している温泉は割と新しい温泉が多く、しかも「弱放射能泉」である場合が殆ど。

これら温泉が後で述べるが『誇大広告・景品表示法違反』である場合が多い。

先ほどの家庭用ラドン温浴器と同様に「ラドン元素」が法定通りに既に無いからである。

法定泉質名は「放射能泉」


これから各個別施設ごとに浴槽・浴室においての推定数値を発表するが、これらが【放射能泉】を否定する記事では無い

法的には源泉で一定量のラドンを含有すれば放射能泉とは表示可能。

例えその後成分が全く無くなっても『放射能泉』である。


温泉を利用するお客様が、各施設を利用する上で、本当にラドンが存在するか検討する材料、手助けとなれば幸いである


多くの施設運営者はラドン自体の性質は勉強していない。

法律で「放射能泉」となっているから当然にラドンは温泉の中に永遠に存在するものかと思い込んでいる。

知らず知らずに効能が先走り、ラドンが実在しなくても、天然のラドンが含有している温泉と宣伝し続けている。


ラドンが無いにもかかわらず「ラドンを含有する温泉」「天然ラドン温泉」等とラドンがあるような広告は、それ自体が誇大広告でないのではなかろうか。


ラドンが存在さえすれば、より短時間にて強力な発汗作用がある。


そして消費者はラドンによる健康を求めているのである。


過去ラドン濃度の発表がされない傾向があり、特に人工温泉においても同様である。


前回のブームにおける問題点と同じく、名前だけで実際に「ラドン・トロン」は無い施設が多く存在する。

実際に存在していなければ効果も無い、全く前回と同じ過ちを歩むものと推察できる。

日本の放射能泉の由来は『花崗岩』である

花崗岩の放射線を調べても判るとおりトリウム系列のラドンつまりトロンが大部分を占めている。

ラドン温泉のラドンは Rn222 であり、トリウムからは発生しない。

 

 

 

ラドンを含有する天然温泉に関する個別分析を掲載する。


個別事業者においては、もし推定記載に間違いがあり、実際のRn222測定データーがあったら早々に訂正掲載するので送付願う。


但し、全施設共通性を保つため下記の条件にて測定をお願いする。


※源泉ではなく、お客様が実際に入浴する浴槽にての測定です。

主浴槽 温泉内濃度。

その主浴槽のある部屋、空気中濃度。

測定器

浴槽水 測定器:ローリッツェン検電器 又は類似測定器


空気中 測定器:液体シンチレーションカウンター


※これから紹介される施設は、温泉法において適法の施設です。

ご覧の方はお間違えの無いように。


源泉においてラドン含有の多い順になるべく掲載する。


注意(源泉にてラドンが多いから浴槽でも多いとは言えない)

ラジウム温泉(放射能泉)に浴槽ではラドンが無いからラドン温泉は制作された。

実測時の2005~2006年よりも、三朝温泉のラドンは74%減である。

下記表、3段目「三朝大橋旅館」は510ベクレル⇒132㏃
     5段目「木屋旅館」   180ベクレル⇒  46㏃と推定


浴室ラドン濃度

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